広島地方気象台は28日、岡山県など中国地方(山口県を除く)が梅雨明けしたと見られると発表しました。統計のある1951年以降最も早く、6月中は初めて。14日間の期間も最短らしく、平年より21日、去年より15日早い。
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気象庁はこの日、九州北部、四国、近畿、北陸の梅雨明けも発表。いずれも史上最も早く、6月中は初めて。これで梅雨の無い北海道を覗いて、東北を残すだけになったとのこと。(東北も29日に明けたようです)
梅雨期間中の岡山県内の降水量は、全25箇所の観測地点で、統計の残る1990年以降の最小を更新し、記録的な空梅雨となりました。
四国でも降水量が減少していて、四国の水がめと呼ばれる早明浦ダムでも、貯水率が35%となっており、例年なら80%後半のため、水不足の懸念が高まっています。
岡山県でも、旭川水系のダムの貯水率が低下しているらしく、水不足の懸念があるらしいですが、高梁川水系と吉井川水系は大丈夫とのこと。
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現代の社会において、やはりダムはとても大切な施設であると考えます。しかし自然環境に及ぼす影響も多大なモノがあります。森林の持つ公益的機能として、緑のダムといわれますが、試算によると400億トンの貯水量があり、国内最大の奥只見ダムでも6億トンであることを考えれば、いかに緑のダムの貯水量が多いかということが理解できます。
このお話はまた別の機会にいたします。
テレビで流れる猛暑の映像とは程遠い、爽やかな中国山地の山間部では、今日も涼やかな風が、流れていきます。ネムの花が美しいピンクとシロのコントラストで、目を楽しませてくれますし、桧林から見上げる空は、雲をより美しく見せてくれるような感じがします。
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業務は激務ですが、景色は穏やかです。