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投稿日:2022年7月25日

小さな弱肉強食の世界

森の中の小さな小さな渓流。見ると一匹のトンボが、その渓流のこれまた小さな小さなよどみの上でホバリングをしています。優雅なもんだよな~、と見ていました。

と、次の瞬間、その小さな小さなよどみの中から赤茶けた物体がトンボに向かって飛び出しました。カエルです。

小さな弱肉強食の世界

確実にトンボを捉えた、と思った瞬間、トンボは瞬間移動でその空間から消え、カエルの口は空を切り、またそのよどみへと消える。別にトンボは優雅にホバリングをしているのではなかった。常に全感覚を研ぎ澄まし、エサをさがしながら自分の身を守っているのですね。

こんなこともありました。舗装された林道で待機中、突然山側にあるコンクリートブロック擁壁の上から、トノサマガエルがダイビング。高さは2メートルを超えています。着地したその足でもうひとっ飛びして、川側のブッシュに消えて行きます。なんだ〜、と思った次の瞬間、同じ擁壁の上から鎌首をもたげたアオダイショウがダイビング。舗装路の上に落下するも、鎌首はそのままで同じブッシュに消えて行きます。

この小さな小さな空間にも、自然界の弱肉強食の世界があり、改めて食物連鎖を考える時間でありました。

テレビで放送される、アフリカのサバンナで繰り広げられるダイナミックな弱肉強食の世界。そして自分の目の前で繰り広げられる小さな弱肉強食の世界。捕食動物は、必ず弱っているものや子供、そして病気の動物から捕食するといわれます。これにより、病気の蔓延や種の増加を防ぐ。自然界の食物連鎖は本当に良くできています。

人間にはいわゆる天敵といわれるモノはいません。しかし、自然の中に入れば危険な生物はたくさんいます。クマやイノシシ、マムシやハチなど。北海道のヒグマを除けば、襲われて餌食になることは無いと思いますが、危険生物には十分に注意していただきたい。

しかし、北海道のヒグマはヤバイですね。飼い犬ばかり襲っていた個体は駆除されたみたいですが、牧草地の牛を襲っている個体、OSO18はまだ生体が分かっていない。3年間で被害を受けた牛は60頭。標茶町という事は、ざっくり言って釧路湿原と摩周湖の間。大好きな場所です。早期の解決を心から望んでいます。

最近のトレッキングブームで、山や森に親しんでいる方が多いと聞いています。20リットルほどのデイパックにお弁当や水筒、お菓子などを持って気軽に楽しまれていると思います。

私の提案として、ちょっとしたレスキューキットも入れてほしいですね。小さなバンドエイド、大きめのバンドエイド、ガーゼに消毒液、そして手術用のビニール手袋など。転倒によるちょっとしたケガでも、これらが有ると無いでは大違いです。自分のため、仲間のために準備してはどうでしょう。私も毎日持っています。

株式会社森林環境企画
〒709-3612 岡山県久米郡久米南町上弓削960番地
TEL:090-4802-3647 FAX:086-728-2436

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