自分から冒険家という言葉を使わない。
今後の目標は、生涯チャレンジャーでいきたい、とはヨットで世界最高齢となる単独無寄港の太平洋横断に成功した、堀江謙一さん。
堀江さんは１９６２年、世界初のヨットによる単独無寄港太平洋横断を達成。今回の航海では６０年前と比べて海がきれいになったと感じたとおっしゃり、「海に出る人のマナーが向上したのではないか」と指摘。
今回は今年３月２７日に、全長６メートル、重さ１トンの「サントリーマーメイドⅢ号」で米サンフランシスコを出港し、６月４日に紀伊水道上に設定したゴールに到着。６９日間、８５００キロの航海でした。
最高齢太平洋航海は自分自身の１つの夢だった。しかし夢を夢で終わらせず、現実の目的として挑戦した、との弁。
83才にして、笑顔の素敵な爽やかさ漂う青年のようなお姿に感動さえ覚えます。多くの方々の協力もあっての今回のチャレンジ。コロナ禍ということもあり、困難も多かったとは思われますが、無事に達成されたことを本当に嬉しく思います。
自分自身、この年齢になった時にどんな人間になっているのでしょう。いわゆる未来の自分です。このような壮大なる冒険は無理かもしれませんが、やっぱり冒険というものは良いことです。私は毎日の生活の中でも、小さな冒険をさせてもらっていると感じています。
山の中に入っても、毎日同じ景色のようで実はそうではない。草木の成長具合、花の色の変化、鳥の声、虫の羽音、野生動物の息遣い。いろんなことを感じながら日々、冒険をさせてもらってます。都市で生活する方々も同じように、日々の冒険を楽しんで生活されると楽しいと思いますよ。
しかし、本当に良いお顔してらっしゃいますね。ベストを尽くした方の笑顔は、とても素晴らしい。見習わなければなりません。とにかく、チャレンジの成功、おめでとうございます。
