今回のお話は、ちょっと厳しい倒木処理現場のお話です。
場所は美作三湯で有名な、奥津温泉。
吉井川沿いに建つ一軒の温泉旅館。その旅館の露天風呂のそばにそびえ立つ1本の巨大なイチョウの大木が、1月下旬の豪雪により根こそぎ吉井川の中に倒れ込んでしまいました。
![](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/20230220_072107-1-480x270.jpg)
幸いな事に建物などには影響無く、見事に川の中に倒れ込んでいることが、不幸中の幸いです。
![](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/20230220_1126488020537988962159211-360x640.jpg)
その倒木処理に協力してほしい、と依頼があり赴いた訳です。
![](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/20230220_1126536715390059136735065-360x640.jpg)
枝を含めたゴミを河川に流してはならない、と漁協から言われていて、なおかつ漁協の監視付きの中での作業となりました。
何もそんなに上から目線でなくても良いんじゃない。倒そうと思って倒れた訳ではなく、止むおえない事態なのだから、協調協力は必要だとは思いますけどね。
まぁそんな中、枝先の処理から始めたわけですが、前日の雨でかなりの増水です。人海戦術でテミ(大きなチリトリ)に枝先を集め、大木の上を岸の遊歩道まで歩き、その上から下に落としなおかつそれをチェンソーで細断し、一輪車で道路下の階段まで運び、そこから道路上の箱車まで手作業にて運び上げるという、気の遠くなるような作業を午前中は延々と続けた訳です。
![](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/20230220_1337505540861796510001984-360x640.jpg)
午後からは少しずつ枝を切断し、対岸の道路上に設置したザウルスのウインチにて増水した川の中を、引き寄せます。
とりあえずの初日作業は終了でした。