お知らせ

投稿日:2022年7月4日

台風です

台風が来てますね。

今回は台風4号で、予報では四国を横切り関東方向へと移動するらしい。7月の台風としては異例のコース。水不足が懸念されている四国は恵みの雨ですね。しかし地域性もありますが、台風から離れた場所での集中豪雨もあり、災害の怖れがあります。

そんな中でのKDDIの大規模な通信障害は、雨雲レーダーが必要な人や、遠く離れた家族の安否確認をしたい人など、本当に心配ですよね。この通信障害の復旧現場もたいへんなことになっているとは思いますが、早期の復旧をお願いしたいものです。

さて、台風の語源は諸説あるみたいですが、タイフーンやハリケーン、サイクロンなど、世界各地に嵐は吹き荒れていますね。

台風は日本列島には、なくてはならないモノですが、毎年多大なる被害をもたらし、犠牲者も多く出ているのが現状です。

今日はちょこっと台風のお話です。

台風の一生は大きく分けて発生期、発達期、最盛期、衰弱期の4つに分けられます。

海面温度の高い赤道付近の海上で多く発生し、太平洋高気圧による南からの風を受けて北上を始めます。

発達期になると中心気圧はどんどん下がり、中心付近の風速も急激に強くなります。

最盛期とは中心気圧が最低で、最大風速が最も強い期間。そして中緯度までくると偏西風の影響を受けて、西側から北東方向に移動することが多くなります。

衰弱期になると、上陸などで海からの水蒸気の供給が減少すると、最後は列島を通過して熱帯低気圧や温帯低気圧に変わる。

過去30年のデータによると、年間平均発生回数は26個。そのうち約11個の台風が日本から300キロ以内に接近し、約3個が上陸しています。

発生、接近、上陸の回数は7月から10月に集中。発生は8月が1番多く、太平洋高気圧の周りを回って日本列島に向かい、偏西風の影響で北上するようになります。9月以降が日本列島を直撃するケースが増えます。

近年、日本に到来する台風の勢力が増しているように思われませんか。これは海水温の上昇が原因らしいとのこと。海水の温度が高くなると、それだけ多くの水蒸気が大気中に含まれるようになり、これが台風の上昇気流に乗って上空に運ばれると、水蒸気が水の粒になって雲が出来上がるとき、多くの熱が放出され、さらに強い上昇気流が発生して台風はより強力なパワーを持つことになるそうです。

台風の前には、このような雲ができることがあります。綺麗ではなく、不気味です。

私には忘れられない台風があります。いや、弊社の活動拠点である、岡山県北部に住まわれる皆さんにも、忘れられない台風ではないでしょうか。

それは平成10(1998)年10月18日。岡山県北を襲った台風10号。昭和20年の枕崎台風を上回る規模であったらしいです。

個人的には、2018年の西日本豪雨の数倍の雨が降ったのではないか、と記憶しています。津山市内でも、吉井川の氾濫により国道に車が多数浮いていたらしいですし、辺り1面水浸し。各県道も激流に削り取られ、夥しい数の市町村道の壊滅。そう、まさに壊滅状態。林道はヒューム管の呑口と吐口のコンクリート擁壁を残して道路そのものが消失しています。

当時、森林土木の技術者だった私は、その日から災害復旧に向けて、今日は何曜日で今は何時なのかも分からない、本当に地獄のような日々を過ごしました。民間の測量会社の中には、助けを求めて労働基準監督署に飛び込んだ人もいる、との不確定な情報も入ってきます。

何とか乗り切ることができたのは、信頼できる仲間たちや、家族の応援のおかげ。今となれば良き思い出でと思いたいのが普通ですが、こればかりは今思い出しても身震いします。

その台風10号により、吉井川沿いの牧場から流された牛が瀬戸内海で保護され、元気くんと命名されて、ファーマーズマーケットノースビレッジにて飼育されていた事は、県北ではあまりにも有名でした。その牛も2020年に亡くなり、その台風の記憶も薄れつつありますが、元気くんの銅像ができあがり、記憶に残る出来事として、後世に語り継がれるでしょう。

災害は忘れたころにやって来る、イヤ災害は忘れていてもやって来る。

災害の無い年であってほしいと願います。

株式会社森林環境企画
〒709-3612 岡山県久米郡久米南町上弓削960番地
TEL:090-4802-3647 FAX:086-728-2436

お知らせ

関連記事

はんざき

はんざき

先日、山陽新聞の岡山ミステリー図鑑、見えざるモノ、の記事で、大はんざきの伝承が取り上げてありました。 …

リュックサックの中身 その2

リュックサックの中身 その2

前回のリュックサックのお話では、中身、特に飲食系についてフォーカスしましたが、今回はリュックの両サイ …

ピックイー

ピックイー

プロセッサー 45Vをフル稼働させていても、頭上から聞こえる、ピックイーの声。大好きな猛禽類の鳴き声 …

最近の投稿

2024/05/11

珍しい鳥発見

2024/05/07

緑萌ゆ

2024/04/28

プロセッサー

2024/04/17

工作

2024/04/12

コラム

     

    記事がありません。

お問い合わせ  採用情報