１０年に１度といわれる大寒波。来るぞ来るぞとメディアが騒いでいるのを、どこか対岸の火事的に見ていました。
中国地方でも５０センチ〜７０センチの降雪があると。いつものオーバーな物言いだね、と完璧に舐めていました。
そして２４日火曜日の帰り道。午後３時半、なんの前ぶれもなく、本当になんの前ぶれもなく、突然のホワイトアウト。国道５３号に合流するも、あれだけの台数の車が走っているにも関わらず、路面はどんどん圧雪状態になっていく。中国山地に暮らし、雪には相当慣れていますから、特に焦ることはありませんが、このホワイトアウトは私自身初めての体験。普通に市内で暮らしてきた皆さんにとっては、恐怖の何ものでもないでしょう。
自宅に帰り着きましたが、こんな降雪の時は除雪など無意味なことは重々承知なので、家族との連絡調整だけを怠らず、皆んな無事に帰宅出来ました。
それでも奥さんは、通勤時間が倍になりましたし、６時間もかかって帰宅した同僚もおられたみたいでした。そして夜９時に防災無線から避難所設置の放送がありました。もう少し早い設置でも良かったのではないか、とも思われましたが、段取りをされているスタッフの方々の苦労を思うと、ただただお疲れさましかなかったですね。
一夜明けてみてビックリ。一晩の降雪としては経験の無い６８センチの積雪量。そしてまだまだ降り続いています。
午後２時、やっと簡易な除雪車がとりあえず一往復してくれ、その後中型の除雪車が二往復。それでも車１台分の路面確保がようやくでした。
ちょっと幅員を確保すべく、4WDを走らせますが、地元のコンビニ駐車場には、放棄された自家用車が１５台以上。いろんな方向に向いて、本当にホワイトアウトの中でたいへんだったのかな。そしていろんな場所にも放棄された車両がいます。
あらためて、今回の短時間での豪雪の恐ろしさを身に沁みた訳です。車を放棄しても、自宅までは歩いたり迎えに来てもらったり、避難所に駆け込んだりするしかない訳ですから、遭難する人が出なくて本当に良かったですね。
おかげ様で、ブログの更新どころではなくなりました。（笑）
ひさびさに更新できて何よりです。も～雪いらんわ。
