昨年は鳥インフルエンザのニュースが、例年に無く多い感じがしませんか。
数年前にも、現場近くだった岡山県の養鶏場からも鳥インフルエンザが発生し、えらい騒ぎになりました。
昨年末も多くの発生事例が見受けられます。
全国的な殺処分対象数は、1千万羽をこえたらしく、物価の優踏生と呼ばれてきた鶏卵の価格が高騰しています。
ウクライナ危機で飼料価格が上がっているところに、鳥インフルエンザが追い打ちをかけた形です。
国内の鳥インフルエンザは例年、シベリアを営巣地とするカモ類などの渡り鳥が越冬のため飛来することから引き起こされ、秋頃から翌春頃まで感染が見られる。ただ今回、過去に例を見ないペースで感染が広がっている背景には、世界的なウィルスのまん延があるらしい。
農水省などによると、欧州では昨年、渡り鳥がいなくなる夏場も感染が切れ目なく発生した。現地に生息する野鳥が継続的にウィルスを保有するようになっていると見られる。こうしたウィルスが欧州からシベリアに運ばれて感染が広がり、日本に飛来する渡り鳥でもウィルスを保有する割合が増えた可能性がある。感染は北米などでも拡大している。
ウィルスの病原性が弱まり鳥の致死率が下がった結果、かえって感染が広がったとの見方もあるらしい。
大量の鶏の殺処分を招いた鳥インフルエンザのウィルスですが、日本の現状では鶏肉や鶏卵を食べることで人に感染することは恐れは無いとされる。
中国やベトナムで人に感染した例があるものの、ウィルスを持つ鳥に直接触れるなどしなければ感染の可能性は低いとのこと。
国内で普通に暮らしている人が心配する必要はないが、死んだり弱っている野鳥をみた時は、触らずに自治体などに通報したほうが良いみたいです。
可愛らしい野鳥が、もし道ばたなどで亡くなっていた場合、可哀想だからと思わず拾い上げて違う場所に埋めてあげよう、と思う人が多いと思いますが、それはダメみたいです。
世の中、ウィルスウィルスでなんだかな~、ですよね。