林業という業界に入ってくる人。目指す人もいれば、去る人も多いと聞いています。また、同じ事業体内で、その集団に馴染めず、違う林業系の会社や団体に変わる人も多いらしいですね。
なぜでしょう。
去る人は何が原因なのか。先行きが見えない不安か。
それとも思った以上に仕事がキツイのか。
はたまた給料が安いのか。
人間関係か。
原因はいろいろあると思います。
確かに事業体であれば、トップやセカンドの人間性は、その事業体のすべてを左右すると言っても過言ではないと考えます。
この業界に入って来たときに、良き先輩や親方に恵まれることは、その人の人生そのものが素晴らしいものになることは、間違いないと思います。
仏教的なお話ですが、お釈迦様は、悪人と一緒に居てはいけない。善友と一緒に歩みましょう、とおっしゃっています。街の中でいろいろなグループを見渡すと、やはり見えてくるものがあります。それは服装であったり、髪の色であったり髪の形、話す言葉や話し方、行動や立ち振舞など、類は類を呼び、全員が同じようになってしまう、となります。人は見かけによらない、なんて言葉もあるので一概に言えないところもあるかもしれませんが、やはり同類の周りには同類が集まることは否めないと思います。そう思いませんか。
暴走族と呼ばれる人達。１人になると良き人であることも多いらしい。やはり仲間の影響というものはあるのです。
勿論、自分自身がその良き友をリスペクトし、自分もその友に善友と認めてもらうように努力することは必要です。
そして自分自身を高めて、あとに続く後輩たちに、いつの間にか良き先輩と見られていることに繋がって行くと思います。
ま～人間ですから、多少アクの強い部分は皆さん多少なりともあるとおもいます。私もかなり厳しい人間であったので、私を嫌っているメンバーもいたことはあるとは思いますが、今ではソフトクリームみたいな人間になってます。やはり人間は成長するのでしょうね。でも少し舐めると中には硬い金剛棒が入っていることには違いないですが。（笑）安全面に関することには一切の妥協はありません。すぐに怒声がとびます。
石の上にも3年、なんて言葉もありますが、しかしながら、自分には合わないと思うなら、『エイヤッ』と変化をして見るのもやむを得ないと思います。
とにかく、林業は素晴らしい仕事です。
何かの本に書いてありましたが、日本の国土の６７％を占めると言われる森林。人工林はその４割といわれています。
その人工林を管理し、それを未来に繋げて行くのは、誰あろうあなたなのです。人間１人の力は大したことないですが、人という字のように、人と人は支え合って皆んなで生きて行くもの。皆んなの力が集結して、この先進国G７の中でトップの森林面積を管理出来ているのです。
日本の森林管理隊は本当に素晴らしい。これからもガッツで乗り越え、頑張ってまいりましょう。
