今回は、作業終了後の現場補修のお話です。
どこの林業会社でもやっている事とは思いますが、現場作業終了後には、作業道や谷川等の補修作業を行います。
林業ではほとんどの場合、作業道を作設して、業務を行います。作業終了後には、速やかに道路補修を行い、豪雨災害防止に努めております。弱くなっている路肩をバケットにて叩いて固め、土羽打ちを行います。
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そして、各所に素掘横断溝を設置。
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特に素掘横断溝については、急勾配の路面だと、約10メートルに1箇所。ふつうの10%〜14%程度であれば、15メートル程度に1箇所設置しております。
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横断溝を多く設置することにより、雨水の1箇所集中を避け、分散して排水することで、豪雨災害のリスクを少しでも回避出来るように努めています。
スイッチバック(方向転換が出来ない急カーブの場所、前進で来てそのまま後進する)の箇所も、適切に横断溝を設置し、流末処理も考慮しております。
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作業終了直後の皆伐現場は、まだ植林もされておらず、下層植生も豊かでは無いため、特に豪雨災害が起こりやすい場所。いつもの間伐現場より、より丁寧な道路補修と横断溝設置がとても大切です。