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投稿日:2022年10月3日

リュックサックの中身 その3

秋になり、現場移動やら作業道作成、また先日の台風にて、倒れかけた木の処理など、何かとバタついてましたら、ブログの更新が遅れていて、ちょっとビックリでした。日にちが過ぎて行くのは、本当に速いですよね。

さて今日は、リュックサックシリーズ、第三段。ポケットの中身についてのお話です。

写真にズラリと並んでいます。

右から順番に説明して行きます。

先ずは熊よけスプレーです。これは北海道知床財団も使用する、カウンターアソールトなる製品。アメリカモンタナ州にてグリズリー用に開発された、熊スプレーです。詳しい説明はネットを検索して下さい。いつもはリュックの中にありますが、中国山系の深い山中を重機までかなりの距離を歩く場合などは、腰ベルトに装着しています。クマ鈴もありますが、これはアメリカ陸軍(USARMY)のモノ。かなり高周波の音が出る感じで、クマザサの中でも聞き取れそうなくらい高い音が出ます。

カウンターアソールト

次はハチノックS。スズメバチ専用の強力殺虫剤。これも本来は、直ぐに取り出せる位置に持っていて、突然のスズメバチの襲撃に対し、煙幕を張りながら出来るだけ走って逃げるためのモノです。しかし我々の使用は、見つけたスズメバチを確実に駆除するために使います。

ハチノック

次はジップロックに包まれた、ティッシュです。もちろん男性ならキジ撃ち、女性なら花摘みと、昔からうたわれた行為に使用します。いわゆる、野◯◯です。これは普通のティッシュペーパーはだめです。あくまでもトイレットペーパーと同じ水溶性でなければ、絶対だめです。そして必ず痕跡を消し、何も無かったことにする。これ大事です。

そして名前は忘れましたが、いわゆるエマージェンシーブランケット。チェンソーを持ち、弁当も燃料も持って深山に入る場合、焚き火で暖を取ることが出来れば良いのですが、国有林など直火禁止の山の場合。これを体に巻いて保温しながら昼食や休憩をとります。

ちょっとオーバーに聞こえるかもしれませんが、おにぎりを右手で持ち、その右手が震えすぎて、おにぎりが口に入らない。その右手を左手で押さえつけて、おにぎりを口に入れる。そんな光景、そばで見てたら最高に笑えるでしょうね。そんな時に使います。

最後は、ポイズンリムーバー。主にハチになると思いますが、毒を吸い出すアイテム。マムシに噛まれる事も、無いとは言えませんが、あまり聞きません。周りがドタバタしてますから、とっとと逃げ出すことがほとんどでしょう。しかしマムシだけは、見つけた場合、必ず駆除します。必ず夫婦でいる、なんて事も言いますから、もう一匹にも注意が必要かもしれません。昔話ですが、棒で叩いて駆除したと思ったマムシが、突然目の前からいなくなり、あれ〜と思った瞬間に首すじに落下。頭髪が真っ白になったか、と思う程、驚いた事は事実です。

そして、ガーゼと絆創膏。

これらのアイテム、使わないに越したことはありません。転ばぬ先の杖ですかね。

以上、3回に分けてリュックサックの中身をご紹介してきましたが、何か参考になることがあったでしょうか。

重要なのは、今回のその3くらいですかね。

それからもう1つ。あくまでも私的な経験からですが、ハチに関して1言。これは黒いモノを攻撃してきます。特にあごひげが黒い人は、必ず下からあごひげに向けて攻撃があると思って下さい。昔から、クマにヤラれてきたDNAが、今も脈々と体内にあるのではないでしょうかね。帽子も白いモノが良いと思います。口ひげを生やしている方は、刺された場合、悲惨なお顔になるのは間違いないでしょう。

野外に出ると、様々な危険はあるでしょう。でも、それらも全部含まれた自然界。楽しんでください。

株式会社森林環境企画
〒709-3612 岡山県久米郡久米南町上弓削960番地
TEL:090-4802-3647 FAX:086-728-2436

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