前回、気仙沼のカキ養殖のお話をしましたが、今回は弊社のある岡山県のお話です。
岡山県には三大河川と呼ばれる一級河川があります。西部を流れる高梁川、中央部を流れる旭川、そして東部を流れる吉井川。弊社の活動する現場は、この東部を流れる吉井川流域がほとんどです。
そして、この吉井川河口にあるのが児島湾であり、西に備前市日生町、有名なカキ養殖の産地です。
そもそもカキ養殖は、世界的にみても日本は中国に次いで生産量は世界第二位。
そして岡山県のカキ養殖も、国内では広島県、宮城県に次いで第三位でその中でも、備前市日生町は一大産地。そしてB級グルメ、カキオコ(日生町のカキ入りお好み焼き)が、大人気です。
また、河口に位置する児島湾では、海苔の養殖も盛んであり、この海苔の色が悪くなると、上流部の鏡野町(旧奥津町)にある、苫田ダムの放流が行われる。この事からも、やはり山の栄養分が、豊かな海を育んでる事が広く認識されている証拠でもあるかな、と思われます。
豊かな瀬戸内海があるのは、上流域の中国山地のお陰であり、森は海の恋人を今後も認識して行かなければなりませんし、その一翼を担う林業という仕事に誇りを持って取り組んでいきます。