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山陽新聞に東粟倉地域のクマ被害の様子が掲載されていました。
美作市内では、過去2件の人身被害が発生していて、年間数十件の駆除要請が寄せられているとのこと。
ツキノワグマの個体数も急速に増えており、東中国地域(岡山県、鳥取県、兵庫県)の推定生息数は1990年代の150〜200頭から800頭を超えて4倍以上になっている。
これは1つの個体群として、当面は絶滅の恐れがないとされる数字。
岡山県は本年度、5年間ごとに見直してきた保護管理計画を「保護」から「管理」へと大きく方向転換をした。
人の生活圏とクマの生息圏、その他の緩衝地帯をゾーン分けし、生息圏以外に出没した個体は原則捕獲し殺処分する。
生息域の拡大を受け、県内全市町村職員を対象にした研修会を初めて今秋行った。エサとなるドングリなどをつける広葉樹を針葉樹地帯の生息域に増やす対策を進めるという。目指すところは人とクマの住み分け。
1度壊れた自然との関係を修復するには長い時間がかかるだろう。
近隣県とも連携して、共生の道を探り続けたい。
このような記事でした。
皆さんはどう感じますかね。
友人のフェイスブックなどにも、美作市内で檻に入ったツキノワグマの映像が流れていましたが、やはり恐ろしいものです。地域住民の皆さんの心情を思うと、乱暴な意見ですが、クマなんてすべて殺処分してくれ、と言う意見が大多数だと思います。
町に住まいする人からすると、対岸の火事的に、自然保護は大切だ。殺処分なんて人間の都合でかわいそうじゃないか。てなもんですかね。
先ほどの記事の中にも、針葉樹地帯に広葉樹を増やす、なんてモノもありましたが、とても現実離れしていて、やはり机上の空論としか思えません。
住み分けなんて、出来るわけがない、と思ってますが、知床を始めとする北海道のヒグマの現状を見るとき、まだまだ本州は安心だとは思います。
とにかく、その地域に長く住む住民の皆さんの意見が大切にされながらの「管理」だと思われます。
行政のますますの努力に期待したいものです。