環境省の発表によると、2019年12月以降の噴火の影響で、生態系がほぼ消失した小笠原諸島・西之島周辺を先月調査し、噴火後に見られなくなっていた昆虫を確認したと発表しましたよ。こんな話題はワクワクします。
昨年の調査に続き、海鳥のヒナも見つかっているらしいです。
環境省は以前あった植物は見られないが、海鳥の生息域が広がるなど生態系が発達している兆しがあるとしています。
7月中旬に船からの観察やドローン撮影などで調査。昆虫は19年の大規模噴火後初めてトビカツオブシムシとヤニイロハサミムシが見つかった。少数の個体が生き残り、分布を広げている可能性もあり、海鳥の死骸から見つかり、餌にしていると見られるらしい。
船からの観察やドローン撮影で、どうやって小さな虫の調査ができるのか、不思議に思いませんか。実はBSでやってました。何とドローンに掃除機を付けて着陸させてましたよ。現場でアドリブの装置を作成したらしい。頭はゆるくないとだめですね。
過去の調査では見られなかった、ガの1種も確認。これは幼虫の餌となる植物が生えていないため、偶然の飛来と見られる、とのこと。こんなとこに偶然飛来するのか。ビックリですね。
海鳥は、アオツラカツオドリ、カツオドリ、クロアジサシ、オオアジサシ、セグロアジサシの営巣が確認され、オオアジサシのヒナは50羽。
西之島は、人が住む小笠原諸島・父島から西へ130キロ離れた無人島。その距離は津山駅からざっくり神戸市までくらいですかね。
13年の噴火で、ほぼ消失した生態系が一部回復したが、19年以降も大規模な噴火が発生。
人の影響を受けずに生態系が移り変わる様子を観察できるとして注目されています。
そして、これまた小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」噴火で、昨年8月に形成された新島ですが、波の浸食により、昨年末には陸地が見え隠れするくらい無くなり、今年の観測では、完全に陸地が無くなっているらしい。
今、私は叫びたい。誰か連れて行って下さ~い。