昨日の土曜日、ひさびさに凄まじい豪雨に見舞われた岡山県北部。時間雨量１１０ミリを記録したらしいです。時間的に１６時〜１７時くらいでしたかね。その後も降雨があったため、その日の現場確認は止めておきましたが、あまり経験のない豪雨であり、マサ土の現場の怖さは身に沁みているため、気が気でない感じでした。
夜明けと共に現場確認に向かいます。途中の県道や市道に落ちている、大量の落葉や枝葉を横目に急ぎます。
現場に到着し、とりあえず皆伐場所を下の土場から見上げますが、大きな変化は見られない。フォワーダに飛び乗り、作業道をゆっくりゆっくり、上へ上へと進みます。大量の落葉や枝葉は見られますが、崩落箇所は見受けられない。皆伐場所の頂点から見下ろしますが、大規模な崩落箇所は見られない。安堵のため息でした。
これも普段からの豪雨に対する備えのお陰でした。ほぼ１０メートルに１箇所、素掘横断溝を設置しているため、豪雨による水流の１箇所集中を避け、分散化に成功していると言えますか。フォワーダのオペレーターには、いつも横断溝を丁寧に通ってもらっているので、申し訳ないと思います。
作業道勾配が緩い場所に設置している横断溝の何箇所かには、大量のマサ土が堆積しています。これからまた掃除をして、今後の雨に備えます。
昨日の豪雨はいわゆる想定外の雨。皆伐と間伐の境い目にある広葉樹は、根本から倒れていて、風の強さも物語っていますし、小さな崩落などもたくさんあります。
しかしながら大きな被害を出さなかったのは、４年前の苦い経験から。これは５月１０日のブログを見ていただければと思います。
過信は絶対禁物ですが、備えあれば憂いなし。九州や東北も、かなりの災害が発生している模様です。まだまだ続く雨。現場災害を最小限にするべく、努力して行きます。
