本当によく降る雨です。昨日から今日未明にかけても、対馬で線状降水帯が発生し、多数の災害が発生している模様ですし、今現在も九州から中国地方にかけて、雨雲レーダーで赤い場所が多数見受けられます。岡山県でも、西部は全域に大雨警報が発令されており、当現場付近も凄まじい雨が降っております。しかしながら、前回の時間雨量１１０ミリに比べれば、赤ちゃん程度の降雨ですか。
対外的にあまり評価される事ではありませんが、降雨による横断溝の水流を確認するため、皆伐現場を全線に渡って歩いております。
一昨日、時間雨量１１０ミリを記録した現場の横断溝等を補修し、昨日は木材搬出のため、１日中フォワーダを走らせました。そのため、多少横断溝が潰れている箇所や泥が入り込み溝が小さくなっているモノもあり、今日の降雨を想定して、昨日あえて修復しないで今日の調査となっています。
調査の結果としては、潰れている横断溝でもこの程度の雨なら、十分にその機能は維持されていると見ています。
先日のような想定外の豪雨の場合は、本当に心配になります。地元住民の皆さんにも、多大なる御迷惑をおかけすることにもなりかねません。慎重に現場を管理して行くことが大切な責務だと感じております。
災害復旧の目安となる雨量は、２４時間で８０ミリ、時間雨量は２０ミリがある程度の目安とのこと。今現在でも時間雨量２０ミリに近いような雨は降っていると思われますが、何とか横断溝の機能が維持出来ている事が確認され、ひと安心です。
ですが、災害復旧はこのような作業道の復旧には、まったく当てはまりませんし、補助金などもありません。
ですから災害を少しでも出さない努力はとても大切だと思っております。
あまり生意気なことは書くべきではないかとも思われますが、林業家として山での人為的災害はなるべく発生させないように、これからも努力して行こうと思います。
