今日から五月。
風薫る五月とはよく言ったものですね。
美しい新緑の上空を、爽やかな南風が吹き渡って行く。本当に爽やかな季節になりました。 現場から見える、山々の緑はとても美しく、人工林の深い緑と新緑のもえぎ色とのコントラストはこの頃しか見ることのできない、とても大切な景色。
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そして、山間部では田植えの時期。 水田は水を張り、準備が出来ています。 田植えの段取りは本当にたいへんです。 今は作って下さる人にお任せしてますが、3月の終わり頃から種もみの選別を行い、1人で1ヘクタールの田を管理してた人間から言わせてもらうと、もっと米の値段を上げて、農業者の皆さんが楽に生活出来るように、基盤整備がとても大切だと感じています。 消費者にしてみれば、安いが1番との意見もありそうですが、農業者の皆さんが意欲を失うと、国土は荒れ放題になり、耕作放棄地だらけになるかもしれません。
ちょっと話が変な方向へ行ってしまいました。
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話を元に戻しましょう。
個人的見解ですが、もえぎ色の美しさは、秋の紅葉の足元にも及ばないと思っています。ちょっと言いすぎでしょうか。 紅葉は確かに美しいのですが、言い方を変えれば終わりゆく美しさ。 それに比べ、新緑は生命力に溢れ、成長そのものを感じさせてくれます。 多くの方々に新緑を楽しんでいただき、森林に興味を持ってもらいたい。
田んぼとそれを育む豊かな森林。 いつまでも大切にしなければならない、日本の原風景です。
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