おはようございます。ツーリング3日目。グッスリと休むことができ、早朝4時起床。すでに外は明るい。さすが東日本です。窓を開けると蓼科山の左稜線から、美しい朝焼け。
身支度を整え、５時にバイクをスタートし、昨日の車山高原霧ヶ峰富士見台へ。
美しい朝の景色の中、ついに御尊顔を遙拝することができました。バイクのシートの後方。お久しぶりです、御大。地元在住の話好きな男性に声をかけられ、楽しくお話聞けました。
ホテルに戻り、冷えた体を温泉にて温めます。露天風呂では京都のロマンスグレーと旅の話で盛り上がりました。やっぱり旅は、オッサン同士の会話ですね。
ビュッフェスタイルの朝食をいただき、今日もスタートです。
白樺湖を左手に見ながら、国道152号をひたすら下ります。諏訪インターチェンジから中央高速に乗り、一宮御坂インターチェンジで降ります。ここでちょっと余談です。帰ってからツーリングマップルを眺めていて知ったのですが、もう１つ先のインターチェンジは勝沼。日本の甲州ワインのメッカであり、地元の迷惑にならない程度に、ブドウ畑の中を走ってみたかったな、という残念な思いが残りました。地元にしかないようなワインを探してみるのもいいかなと。次回は是非とも行きたいですね。
国道137号を河口湖方面へ。鎌倉往還という道路。新御坂トンネルを出ると、目の前に富士山。近っ、でかっ、いやー、美しい。
東富士五湖道路に乗り、一気に御殿場市へ。御殿場富士公園線を走行。富士山は雲の中でまったく見えなくなりました。ふと左手を見ると、そこは有名な富士火力演習が行われている場所だと思われます。広い広い。富士山スカイラインに移り、水ヶ塚パーキングにて休憩。かなりの自家用車やバスまで停まっており、ここから富士山に登るのかなと思われました。晴れていれば、デッカイ富士山が見えるのかな。ちょっと残念です。
さて、県道72号を走り、国道139号を横切るかたちで、白糸の滝に到着です。
まずは腹ごしらえ。ここに来れば、やはり富士宮焼きそばでしょう。駐車場の前の店にも、幟が立ってます。削り節がかかった、美味しい焼きそばで、大満足です。
白糸の滝はさすがに１級の観光地。こじんまりしたエリアに、お土産屋さんやカフェも有り、素敵な空間でしたね。
白糸の滝と音止の滝。昭和11年、国の名勝及び天然記念物に指定され、昭和25年、観光百選 滝の部で１位。平成2年には日本の滝百選にも選定されています。岩壁の間から白い絹糸のように流れ落ちるさまは、まさに白糸の滝。女性的な美しさと、優しい景観にマッタリと癒やされました。
さて、朝霧高原に向けて県道71号を北上しますが、御大は全然姿を見せてくれません。イヤイヤ、御大はおかしいですかね。富士浅間神社の祭神は木花咲耶姫命。天孫降臨の瓊瓊杵命の奥様。いい男２人来ましたよー、お姿をお見せ下さーい、と念じながら、青木ヶ原樹海を抜け、国道139号に合流し、道の駅なるさわに入ると、ど～んと雄大で華麗なる富士が目の前に。やはり西日本の人間にとって、富士は本当に感動します。ありがとうございます。
さて、その道の駅には博物館も併設されており、無料で見学させてもらえました。なぜかティラノサウルスが吠えてます。
時間がかなり余っているので、河口湖と西湖を一周し、またまた河口湖に戻って給油。精進湖の民宿村の１角にある、民宿翠明荘に到着です。
ネットでの口コミが4.5と言う素晴らしいレベルのお宿。宿の皆さんに気持ち良く迎えていただきました。ここでも感染対策として、和室8畳に1人で泊まらせてもらいましたが、なんと上の窓、いわゆる高窓から富士山頂が見える!!
玄関も階段も廊下も洗面台も、とにかくきれいです。トイレも最新。さすが4.5ですね。お風呂も４人は一緒に入れそうな、丁度良い大きさ。
夕食もこのボリュームですよ。マグロの赤身のお刺身、タケノコと山菜の水煮。イワナの甘露煮は、特に美味しかったですね。ポテサラは魚肉ソーセージの厚切り感が最高。そしてトンカツは柔らかくジューシーで、お腹が喜んでました。ご飯もお櫃に１人4杯分くらいはありましたよ。残すのは申し訳ないけど、絶対に無理でした。高級な旅館にありがちな、目を楽しませてくれるような装飾はありませんが、うつわに盛られている料理は、何も残りません。本当にごちそうさまでした。
ツーリング その1でも書いてますが、個人的にこのような民宿が大好きです。1人でツーリングをするときも、必ずと言っていいほどこんな民宿にお世話になっています。お昼のランチにしても、昭和の雰囲気漂う昔ながらの喫茶店が好きですね。古くから続いているお店は味の失敗が無く、店主の方の雰囲気も最高な場合が多いのです。
今回のお宿も本当に良い宿。気持ち良く眠らせてもらいました。
