UNHCR、この英語表記。ご存知ですか。
今ではご存知の方も多いかと思いますが、国連難民高等弁務官事務所のことです。
ひと口に難民といわれても、島国で生まれ育った私なぞには、ピンとくることはありませんでした。
本当に偶然ですが、この事務所のスタッフの方にお話を聞く事がありました。
世界でどれほどの難民がいるか。今現在でも、難民は増え続けている。ほんの少しの支援で、救える命が有る事など。テレビのCMでは感じ得ない、生々しい世界の現状を少しでも知ることが出来ました。実際に体験され、その上でスタッフとして、活動に携わっている皆さんの声は慈愛に満ち、凛とした雰囲気も伝わってきます。
その場で募金活動に協賛することを決めました。
自分たちに出来ることなんて何もない。しかし、月々の募金なら自分たちにも出来る支援活動である、と思います。
ちょっと自惚れですが、この事務所への引き落とし明細を見るとき、少し嬉しい自分がおります。
メディアを賑わす公人による数千万円のワイロのニュースなどを見る時、このスタッフの皆さんは何を思うのでしょう。いや、この皆さんはそんな事で- – -。
1991年から2000年まで、国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんはあまりにも有名。小さな巨人としてあのNATO軍でさえひれ伏した人物。
緒方貞子さんの残した名言はいろいろありますが、私はこの三つの言葉が心に残っています。
「熱い心と冷たい頭を持て」
いつもそう思っていますが、なかなか実践出来ていませんが。
「ミッションのためには、ルールを変えればいいのよ」
これはいつも実践しています。古い慣習にとらわれる事なく、常に新しく模索しています。
「乗り越える方法を考えなさい」
ですよね。いつも考えてはいるのですがね。
他の数々の名言も素晴らしいですが、私的に現実の日々の中では、この三つの言葉ですね。
瞻仰尊頦。(せんごうそんげん)法華経の1節で、お人柄を敬い慕い仰ぐ。
今日、10月22日の命日にあたり、心より哀悼の真を捧げます。
合掌