今日も寒い朝となりました。しかし、県北部中国山地の山間部は、積雪もかなりあるため作業はたいへんだろうな~、と思いつつ、積雪とは無縁の県中部での業務はありがたいですね。
![間伐のお話](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/DSC_0098-480x270.jpg)
![間伐のお話](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/DSC_0182-scaled.jpg)
さて、間伐のお話を簡単に。
今現在は、コロナショックと呼ばれ、材価が少々上がっているようですね。
まあそれは置いといて。やはり材価の低迷やその他の要因で、全く手入れをされていない針葉樹林が数多くあります。そのような林は太陽光線の1筋も入ること無く、真っ暗で草木も生えていない。そんな林に保水力など有るはずもなく、大雨によって表面の土は削り取られ、豪雨災害が発生する原因となります。
では、そんな林に間伐を行うとどうなるか。
間伐が行われ、太陽光線が降り注ぐようになった林は、それまで何十年も土の中でじっと待ちわびたであろう種子たちが、さぁ出番だとばかり芽を出し、ぐんぐん大きくなり、それらを餌とする動物や昆虫が集まり、またそれらを餌とするモノたちが集まる。それらの排泄物がまた林を肥やし、植物はますます根を伸ばし豊かな森になって行きます。そして森林の土壌はふかふかのスポンジ状になり、大量の雨水も溜め込むダムになる。
さらに、生態系のピラミッドはどんどん大きくなり、イヌワシやクマタカ、キツネなどを頂点とし、ミミズやその他の微生物を底辺とする豊かな山々が完成されて行きます。
![間伐のお話](https://shinrinkankyoukikaku.com/wp-content/uploads/DSC_0172-480x270.jpg)
やはり間伐は大切ですよね。